アンレス・テルミナリア 感想

2022年5月10日火曜日

Whirlpool エロゲ

t f L

KOHです。Whirlpoolの15周年記念作品の「アンレス・テルミナリア」無事クリアしました。




公式サイトはこちらから


共通と個別ルートで繰り広げられるいくつもの展開、それを見事にTrueで回収した圧巻のシナリオでした。
前評判無しで挑んだ作品の中では自分的に一番ですね。(前評判無しでプレイした作品が少ないと言われたら少ないけれど)


以下、個人的な良かったところ、悪かったところを書いて、各ヒロインの感想です。 

良かったところ

展開を最後まで回収したところ


この作品、Trueルートが存在するので各個別ルートである一定のクエスチョンを投げかけてルートが終わるわけです。それをTrueで回収した。
普通のことではあるんですが、この風呂敷の広げ方でしっかり書き切るのはなかなかだと思います。


ビジュアルの良さ

とにかく綺麗。水鏡まみず先生の描くキャラクターや背景、音楽が全体的にレベルが高い。プレイしてて苦にならない。
Hシーンも非常に素晴らしい。



悪かったところ

自分の中で評価は高いのですが、やはり人は良くないところを探してしまう生き物なので、一応挙げておきます。

展開のテンポは微妙

共通ルートは起承転結で表すともちろん起なんですが、Trueルートがある以上どうしても個別ルートでモヤモヤが残ってしまう。
しかも個別ルートの展開がだいたい「承転々々々々々々々々々ttttttt車」なくらいに情報を詰め込むのでかなり慌ただしいです。気がついたら知らないことが膨れ上がってる。
ただまあ、これに関しては主人公の体質上と考えてしまえば無理もないかな。「物事を一つしか記憶できない」主人公なら知らないことがたくさんあっても仕方のない。かな



個別がメリバ気味

ここもTrueの弊害で、各個別ルートが基本メリーバッドエンド気味です。あとで記述はする予定ですが、特にルチアが可哀想ではあります。ただし、Trueをやったあと個別をもう一度やると腑に落ちるところもあるかもしれません。





自分の攻略順は

シャロン→ルチア→りな→恋

です。
プレイ後のおすすめ攻略順は

ルチア→シャロン→りな→恋

です。そんなに変わらないな。


というわけでおすすめ攻略順に各ヒロインの感想。


各ヒロイン感想

ルチア=ヴァリニャーノ

こんな容姿ですが一応一番年上。三年生。
実家はヴァリニャーノ神言教という宗教団体。そしてルチアは教主。なぜかというと、彼女のギフトは神の声を聞くというもの。けれどもなぜか今は使えない。なぜ?
といった感じから進んでいくわけですが、まぁ・・・救いがない。
 Trueの最後のシーンでは彼女の夢はかなったんでしょうけどもそれでも全キャラクターの中で過去も現在も一番悲惨な目に合ってます。エグい。
一番メリバを感じる個別ルートじゃなかったんでしょうか。

橘シャロン

エッチな後輩の編入生。一番好きです。彼女は100のギフトを持ついわゆるレアケース。その能力の優秀さを見込まれてかある組織に所属しています。
ではなぜそんな優秀な彼女がある意味欠けたものが集まる場所に来たのか。そこを紐解いていくのが個別ルートです。

かわいい。一番好きになりました。メロブや駿河屋だとシャロンのタペストリーが手に入ったのにソフマップで購入したのを若干後悔したようなしていないような。
ともかく、お人好しなところに惹かれました。

りな

主人公にしか見えない、記憶喪失の猫耳少女。何らかのギフトはあるらしいが詳しいことはわからない、ある意味物語の歯車的存在。主人公にしか見えない原因、なぜ猫耳があるのかなども踏まえて、
物語は進んでいきます。

シナリオは案外普通でした。決してあ悪くはない、けれども展開に置いていかれそうになる。物語の中心人物はこれまた別なんですが、彼女も中心人物以上に複雑に関係してきているので、なるべく終盤にやったほうがいいです。

御厨 恋

元芸能人の陽キャ。「そう遠くないうちに死んでしまう」ことを自覚しています。彼女の持つギフトが以下に物語に絡んでくるのか、なぜ彼女がここまで死ぬことを自覚しているのかに注目してプレイをするといいかもです。
ただ、性格はかなり人を選ぶんじゃないでしょうか。少なくとも、自分は最初は好きにはなれませんでした。
周りに対してノリが軽い、後先考えず周りを巻き込む、自分が1年干すことになった「かけぬけ」の某ヒロインもこんな感じのテンションだったため、かなり警戒はしていました。


しかし、彼女のその明るく振る舞う理由を知ると、自分は評価を180°変えました。結果的に彼女がヒロインで良かった、そう思えたはずです。


物語における台風の目、根幹を担う彼女には誰よりも苦しいものを抱えています。どうかTrueまでプレイして、物語を見届けてほしいです。


まとめ

 今回の総プレイ時間はEtupirka読みで15時間22分でした。4+1ルート+おまけにしてはだいぶ早くクリアしましたね。批評空間だと20時間は平均してかかってるぽいんでほんとに早いです。
まぁそんなこともあるでしょう。気が向いたらまた個別ルートみてあぁこれはこういうことだったんだ、という余韻も浸れます。

ともあれ、非常に良い作品だったと個人的に思いました。piecesシリーズもいつかプレイしたいところですね。

ただ、積みゲーの件数が非常に多くなってます。まずい。
今月末はサガプラのAMBITIOUS MISSONも控えている(もう予約した)ので、発売までにできてあと1作品、といったところでしょうか。頑張ってクリアして積みゲーを減らしていきたいですね。






2022年購入予定


2022/03 アンレス・テルミナリア                   :プレイ済

2022/05 AMBITIOUS MISSON                     :予約済

2022/07 ジュエリー・ハーツ・アカデミア    :予約予定

2022/11 サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-        :予約予定

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