ジュエリー・ハーツ・アカデミア 感想

2022年8月2日火曜日

エロゲ きゃべつそふと

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 KOHです。想像以上に速いペースでクリアしてしまったので、わずか一週間で更新になるとは思いませんでした。大抵記事の更新は期間が開くので、こういったまえがきに何かしら最近の話題だとか書くんですが、マジで書くことがないです。土日は予定はあったものの、ずっとジュエハやってたようなもんですし。

 いや、一応書くことはありましたね。こちらに引っ越してきてからそこそこお世話になったソフマップ 三宮センタープラザ店が7月で閉店してしまいました。寂しい。



 機能自体は神戸ハーバーランド店に移管らしいですけども、まぁエロゲコーナーが移管するかはわかりませんね…普通に難波行くしかないか。


さて、まえおきはここまでにして、今回はきゃべつそふとさんの「ジュエリー・ハーツ・アカデミア」の感想になります。といっても、発売してまもないゲームの感想なのでいつも以上に内容は伏せた上での感想ですね。  

 参考情報として、総プレイ時間は15時間20分でした。



※この記事はきゃべつそふと様の公式ガイドラインに基づき作成しています。最低限の配慮を行ってはおりますが、万が一ガイドライン違反となる場合はお手数ですがご連絡をお願い致します。



システム面について 

本編に関係ない場所としてはある意味もどかしさが残ったのが多数

未だに最大解像度が1280x720

 フルHDでの作品が増えているなか、まだハーフHDなのはちょっとな…という印象。ただ、Youtubeに上がっている公式のOPのムービーは普通にフルHDだから単にエンジンの問題なのかなぁ、と思いつつ。使っているエンジンって確かEthornellだったよな…

CG素材、差分の少なさ

 表情差分、は問題ないかなとは思ったんですけども、素材が少ないからか肝心のバトルパートのイメージに必死になってしまった。敵も味方もカットインがワンパターンなところがあって、終盤キツくなる遠因かなぁ。

2週目に別のヒロインと結ばれようとおもってもそれなりに時間がかかる

 選択肢の部分でセーブしてなかった自分がわるいところもあるんですけど、このゲーム「前の選択肢に戻る」ボタンはあるのに「次の選択肢に進む」ボタンがないんですよ(もしかしたら見つけられてないだけかもしれない)。なんで、こまめにセーブポイントを作っておかないと、早送りで選択肢を探すハメになりました。次は改善しておいてほしい。

任意セーブ数80は多いか少ないか問題

 近年のゲームにしてはやたら少ないなぁとは思ったんですが、中断時のオートセーブもありますし、ここに関しては個人的には問題ないかなぁって思います。ただ、セーブ数が少ないのは確かなので、気になる箇所があってもそこそこ躊躇してしまったセーブがあったのも事実なので、なるべく増やしてくれたらなぁ、なんて思ったり。


以上、システム面で気になった点です。ただこれに関しては採用しているゲームエンジンの仕様であったり、そもそものDVDディスクの容量の問題もあります。色々ブランドとしての方針もあるでしょうから、難しいところもありそうですね・・・


シナリオの感想


 ネタバレの塊なんで、ふわっとした感想しか言いません。

 トム先生が得意とする、ある地点で物語の根幹をまとめてひっくり返すような展開を今作でも見れて良かったです。ある意味さくレット以上に度肝を抜かれた。あの世界の真相がわかるようなシーンでの興奮と、全て手のひらの上で踊らされたような感覚はいま感想を書いてるときでも思い出すくらいには衝撃的でした。
 さくレットでミスリードにまんまと引っかかったので、今作はなんとしてでも騙されないようにしよう、、、とは思ってたんですがふつーうにミスリードに引っかかりましたね。そこに関しては完敗です。


 ただ、終盤にかけてネタを詰め込みすぎた感じがするかな。かなり早足な箇所が目立った。伏線のキレイな回収は得意だろうと思ってたが多少強引に感じた部分もありそこは残念。

 内容は思った以上に重め。結構重いストーリーもかけるんだなぁって思いました。




キャラクターの感想


アリアンナ


ダイヤモンドの少女。ペガサス組の級長。常に前向きでみんなを守護るダイヤモンドの羽の持ち主
作中でもあったが、終盤のある地点までかなり行動理念は不明な状態。ただ、不思議なことに不快感はなかった。
自分はハイテンションヒロインはあまり好きになれない傾向があるんですが、アリアンナは最初から好きになれた。自分が成長したのならそれでいいんですけど、アリアンナの場合、常に周りを見て使命を果たすべく行動してたからなのかなぁと思う。





ベルカ



 アレキサンドライトの少女。硬い部分もあるにはあるものの、まだペガサス組のなかだと常識的な考えの持ち主。どんな展開が起ころうとも、決して折れることがなくただ自分の信念を貫いてたのが評価点。プレイしてかなり好きになったヒロインかな。
とにかく剣を扱うCGが美しい。本を読んでいるときのCGも美しい。
 HシーンのCGがとても良かった。





メア



 トパーズの輝きで智識の探究を続ける獣人種のヒロイン。非常に無口で、なおかつ毒舌 
博識キャラと能力のお陰で、ペガサス組がチームで動く際は裏に回ってサポートに徹する非常に有能な子。
出自は結構序盤に明らかになるんですが、あそこまで影響を及ぼすとは思わなかった。





ルビイ



 主人公たちに立ちはだかる敵集団《メデューサ》の幹部にして、主人公の幼なじみであるルビーの少女。発売前で一番好きだった子。ビジュが刺さる。なんだかんだ発売前のキャンペーンで見る子だったなぁって。
 実際ゲーム中も小悪魔系キャラで、敵キャラクターながらも惹かれまくりでした。


その他


 シナリオの根幹として存在する「自分の意志によって具現化する宝石」の特性上、その意志を貫き続けるキャラクターが豊富。なのでどのキャラも個性が強く、サブキャラだけでなく名前しかでないモブキャラクターもかなり強烈に記憶に残りました。
 味方サイドの大人達が終始いい人だった。特にネスター軍曹のイメージが、初対面と終盤で大きく変わったかな。



総評


 作品全体的に見るとまぁ、良作。ハイファンタジー好きな人に勧めてもいいかも。これはファンタジー系をそこそこ避けている自分が2,3日でクリアするくらいには世界観にのめり込むことができるくらい面白かったので、 多分好きな人にはウケるんじゃないかなぁ。 


  さくレットであった、シナリオにHシーンを挟むとかなりテンポが悪くなるという意見(自分はあまり気にならなかったが結構指摘としてはあるらしい)を反映したのか、 メインはシナリオ1本で、Hシーンを完全におまけとして分離させたある意味 THE シナリオゲー。 これの特性上、エロゲというより、ただのノベルゲームの印象が強くなってしまった。
というか結構な割合で男性陣の活躍が多いのもそういった印象の理由にもなるかも。 

 あと、こうなるともうCS移植前提っぽいよなぁという部分も残念。思わせぐりな展開もあったから、頼むからせめてFDとして出してほしいんだが… 

  主人公の正体など、確実にさくレットでの課題点を反映して、魅せ方が上達した部分はあった。が、まだまだ惜しいなぁと思うのが正直なところ。トム先生の次のシナリオも楽しみにしています。

※8/7追記:公式ガイドラインのリンク先を最新のものに修正しました。


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