天使☆騒々 RE-BOOT! 感想

2023年6月3日土曜日

エロゲ ゆずソフト

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エロゲの感想書くブログだったはずなのに、気がついたら今年は旅行ばっか書いてます。KOHです。Livedoorから独自ドメインに移行してちょうど1年、意外とあっという間だなぁって思います。そんな移行2年目を飾る記事がこちら。

ゆずソフトの最新作、「天使☆騒々 RE-BOOT!」


18禁前作、「喫茶ステラと死神の蝶」から大体3年のブランクを経て発売された期待作です。

発表されるやいなやTwitter等は騒々の名に恥じぬ大騒ぎっぷりを見せてくれました。

ちなみに前作は発売されてからしばらくして買った(コロナ禍のリモート授業中)ので、カウントダウンとかはリアルタイムで体感することはできなかったんですが、今回は堪能させていただきました。というか前作はコロナ禍前か…


今回の総プレイ時間は28時間(アフター含まず)。正直いままでプレイした中でダントツに長いです。多分アフター入れたら30時間いくか行かないか。いままでの最高がサノバウィッチ(未記事)の24時間なのでかなり長い。これはまぁいろいろ理由もあるので参考程度に、って感じですね。




あらすじやキャラ紹介はいつもの通り公式様から確認ください。


システム面の感想

フルHDで見せる圧倒的に美麗なCG、豊富な機能

ゆずは千恋万花の頃から解像度はFHDを採用しています。これ本当にありがたいんですよね。他ブランドだと、ゲームエンジンやメディアの容量の関係でハーフHDであったり、ハーフの超解像でなんとかしている作品もあるんですが、ネイティブでFHDだと発色もきれいに映ってくれます。Hシーンも実用性が若干上がるくらいには。

あと、パッチ適用後はずんだもんでも有名なVOICEVOXの読み上げがデフォルトで対応しましたね。前作までもできなくはなかったんですけどいろいろ中間ソフトを用意して…とかもあったので、使いたい人にとっては有益なんじゃないかなと。

ただ裏を返せば・・・・

前作からシステム面はほとんど変わってませんね。SOURのPARQUET,天神乱漫HGL移植版とほぼ変わってないです。これをマイナスとして捉えるかは人次第ですけど、仮に配信機能なんか載せても大半の人にはメリットないですからこれくらいで完成形なんだろうなと思います。

個人的にはスクリーンショット機能とお気に入りボイスと立ち絵鑑賞機能があるのが気に入ってます。


各ルート感想

かぐ耶→来海→風実花(サブ)→オリエ(サブ)→天音→乃愛
の順でプレイ。

今回はサブも含めるとヒロイン6人体制とそこそこ豪華。千恋万花も6人でしたがあれはサブ2人が途中まで一緒で更に分岐・・・ってことを考えるとまぁかなりボリュームが多いです。これもプレイ時間が長い要因の1つだったりします。

個人的なおすすめのプレイ順は

かぐ耶→オリエ→風実花→来海→天音→乃愛

ネタバレになるので軽くにはなりますけど、世界観を掴んでおいて、そこからどう前世が絡んでくるかどうかで選ぶとすこし理解しやすくプレイできるんじゃないかなと思います。

感想は実際のプレイ順から。

星河 かぐ耶


異世界のお姫様。異世界では恐怖の象徴として未だに語り継がれる魔王=主人公の存在を確認するべくやってきた。おっぱいがでかい。

メインヒロインの中では主人公と前世と関係がないものの、元々主人公の前世=魔王が統治していた世界の現在の姫ということもありどのルートでもかなりの重要人物でしたね。

共通からずっと誘惑的な言動が目立っていた印象。苦手な人は苦手な感じで、人を選ぶキャラクターになっているのかなぁと。

ストーリーの展開は全体的に茶番が多かったかも。シリアスなんだろうけど、どこか浮いていてあまり楽しめなかったかな・・・いま文章を書くのがしんどいくらいには癖のあるキャラでした。


小雲雀 来海


おっぱいもケツもデカいむっつり系ギャル(属性てんこ盛り)。オタクが好きそう。
ぶっちゃけ好きなキャラなので特典目当てで予約はゲーマーズにしました。

シナリオもメインのキャラだと安定していた印象。前世の設定を扱いつつ、うまく展開してくれたかなぁ。
むっつりなのでHシーンはそこそこ挑戦的なの多かったですね。ライターはかずきふみかなぁと。(前作愛衣もなかなかな性癖してたし)


百里 風実花


今作のサブその1。主人公たちの担任にして主人公の幼馴染的お姉さん。
序盤は立場上絡む場面が多かった気がしましたが各ルートに入ると、メインヒロインとそこまで密接な関係とはいえないので登場は少なめな印象。

個別ルートは、あ~~~~うん。
主人公と接点を広げるためにある設定が追加されるわけですが、結局は動機扱いにしかならず、そこまで活用されるものでもなかったので、なんとなく微妙なイメージでしたね。
キャラはいいんですけどね…。というか、先述したとおり密接な関係とはいえないので、個別ルート開けるのには苦労しました。

高楯 オリエ


サブその2。かぐ耶の付き人の異世界人にして今作最大の苦労人。共通ルートからも必死さが伝わってくるレベルで大変そうなキャラでした。

ただ、個別に入るとそれまでの苦労人ポジから一点いわゆる素の一面を見せるようになります。これが可愛い。ギャップが非常にいいと思いましたね。

欲を言ってしまえばメインで来てほしかった。サブではもったいないくらい登場頻度もあるのでもう少し掘り下げがほしい、そんなキャラでした。

谷風 天音


前世は魔王の仲間の吸血鬼、現代は主人公の妹。メスガキ設定付き。
何気に実妹はゆずソフト初?佐奈も七海も妹ではありますが義でしたし。
最近実妹設定のキャラが増えつつあるのはなんでだろうなぁとは思いつつ、癖な方もいるもんだと思いつつ。

個別ルートは一番シリアスだったんじゃないかなと。こちらも前世の概念を使いつつ無理なく理解できる内容だったかなと思います。

ただ、メスガキの解像度は低いかな。ここでメスガキについて小言をだしてると永遠に終わらなくなるので割愛しますが、言ってしまえばメスガキ設定は中途半端でしたね。


白雪 乃愛


まごうことなき天使。天使…?
一応、天使騒々というくらいなので主役級に近いポジ。

個別は、うーん。かぐ耶ほどの茶番感はないものの、どうやっても設定の説明不足・風呂敷を広げすぎた感はあります。まず特異な箇所として、天使の設定。

いままでの5人は現代の異世界であったり、前世が魔族だったりするわけである程度設定が固まってきてるんです。ただし、乃愛に至っては天使。かぐ耶をしても天使の存在は知らないくらい、上位の存在に位置するわけで。

作中、"乃愛"としての天使は説明されても、"世界観"の天使の説明はほぼ一切なかった気がします。更に、個別ルートである設定が追加されてしまうので余計に風呂敷がデカくなる。
ここらへんはまだ喫茶ステラの死神のほうがわかりやすく説明してくれた気がします。

別のヒロインのルート時には、お守りとして乃愛の羽を一枚渡してくれるんですが、それに関しても別になにかあるわけでもなく消化イベントとして終わってしまっていたので、なんだかなぁ。

評価


個別ルートが良かった順に並べると

1.来海  :丁寧な作りで後味もよく、面白い展開を見れた。
2.天音  :異世界の絡みをほどよく見ることができた。メスガキ減点有
3.オリエ :共通と個別のギャップに驚いた。キーアイテムが味
4.乃愛  :主役を張っているも出しすぎた設定が説明不足感
5.風実花 :追加された設定が微妙。純粋な絡みが見たかったかも。
6.かぐ耶 :ビジュアルは魅了的だが個別は茶番劇。政略を書くのは難しい。

だと思います。
異論はあると思いますが、まぁ個人の意見としていただければ。


総評

あのゆずソフトがエロゲに帰ってきた!しかもシナリオのクオリティはそのままに制作陣はボリュームアップ!!ですかね。

発売するのに3年はかかったが(全年齢が一応出てはいますが)、シナリオに関してはいつもどおりのゆずソフトって感じでしたね。なんというか、異世界・前世設定に縛られて、思うようなシナリオにはなってない気がします。全体を通して見てもかなり平坦なストーリー。

ブランド内評価としては、「千恋*万花」よりは面白いが「喫茶ステラ」よりは低い(私は千恋万花に低評価をつけています。ちなみに喫茶ステラの記事は出していないので参考になりません。残念)、そんなところ。

一方、原画については一応パワーアップ。いつものむりこぶに加えて、YSMRで活躍しているほかん先生、羽純りお先生がゲーム原画に加入。おかげでパッチ適用という形にはなりますが膨大なキャラの立ち絵が用意されています。その数なんと18名。やっぱり立ち絵はある方がノベルゲーム、エロゲとしては視覚的にわかりやすいと思います。
個人的に木下カエデが好きです。(貧乳・茉優パイに若干にているため)


最新作よりリメイクのほうがなんか出る機会が多いなと感じる今のエロゲ業界。
(私は昔の作品がFHD・Win10,11に対応してくれるならリメイクは歓迎派です)

カウントダウンムービーとかを見ていても過去のキャラが登場したりこの作品がゆずソフト最後の作品っぽいなぁっって雰囲気を醸し出していましたが、これからも頑張って欲しいところですね。

今月はもう一本、記事を出せればなと思います。アンがミツでアフが1なやつです。

余談

ちょくちょく今作の聖地巡礼をしたりしてなかったりしてました。これも関西圏に住み始めた恩恵かなぁって思います。

駅前(JR高槻駅)


高槻駅南口のファミマから駅側を撮るとうまく撮れます。なんとなく関西の駅っぽいなとおもって調べたらここでしたね。

ショッピングモール(阪急西宮ガーデンズ)


関西最大級のショッピングモールと言っても過言ではない阪急西宮ガーデンズ。
ゲームに合わせるために実際の写真は反転させています。
最初にゲームの背景を見たときに一瞬写真かと思うほどきれいに再現されていました。それくらい再現度が高いです。

商店街?(京都 御幸町通) 6/22 追加


6月の中旬に京都に寄ったのでついでに。らしんばん京都店本館の横だったりします。デカめの車があったからか思うように撮れなかったのが残念なところ。
ちなみにすぐ近くにサノバウィッチで綾地寧々がメンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシしたところがあります。


エロゲの背景の場所を特定するの、意外と楽しくて好きなので、これからもそこそこ撮れればアップしようかなと思います(先駆者がそうとういるジャンルですが)。
自分は毎回GeoGuesser的な探し方で特定してます。なんて言えばいいんだろ、EroGuesser?頑張りますかね。

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