真愛の百合は赤く染まる 感想

2024年4月29日月曜日

エロゲ バグシステム

t f L

 KOHです。GW真っ只中、実家に帰省して疲れた体を癒しています。
そんなまったりモードの自分ですが、最近まで仕事で溜まったストレスを感じながらプレイしていた作品はこれ。


今月新作が発売されたバグシステムさんの過去作品 「真愛のまなかし百合は赤く染まる」
タイトルからもわかる通り、ジャンルは百合ゲー…、と言いたいところですがちょっと毛並みが違うタイプの百合ゲーです。

実際に公式HPを見てもらったほうが早いです。
真愛の百合は赤く染まる
はい、百合ゲーは百合ゲーでも、リョナが含まれるタイプの百合ゲーです。

Q.え、リョナラーだったんですか?
A.いいえ、違うんです。普通に公式HPのサンプル画像みて気になってやりたくなったんです。

グロ方面のエロゲは少し気になっていたので、学びとしてもそろそろ履修しておきたいなぁと思っていたのは事実でした。そこでちょうどセールをやっていたこちらの作品を
プレイするに至ったわけで…

で、今感想記事を書いているに至っているんですが、今回いつもの形式(ヒロイン各ルートの感想)が書けないタイプのお話なので、大変申し訳ないのですが、各エンドのプレイ内容を交えて紹介する形にさせてください。ほら、サンプルでもそこそこえぐいの載っているし…

ヒロイン紹介

ただ、ヒロインの名前の関係上ここからややこしくなるので、ヒロインの説明だけはさせてください。

本庄 真奈美(ほんじょう まなみ)


実質主人公。にして本作最大の被害者
同性愛者ということで過去にいじめを受けており、転校してきたところから物語が始まります。
お人形さんみたいな風貌・衣装がとてもかわいいんですよね…
実質的な主人公ポジということもあり、一部を除いて彼女の視点で物語が進むことも多いです。

情は、移さずにプレイしたほうがいいんじゃないんですかね…

神崎 愛美(かんざき まなみ)


もう一人のまなみ。先生からも評判の高い優等生で、転校してきた真奈美には、初日から学業等をサポートするなど何かと真奈美を気にしている様子が伺えます。
ただし、時折浮かべる表情が何を企んでいるのかわからないため少々不気味。物語を引っ掻き回す役割としても重要な位置のキャラクターです。

と、今回のヒロインを紹介しましたが、名前が2人とも「まなみ」なんですよね。
作中でも取り上げられていましたが、彼女たちは同じ名前というところで意気投合する場面もあります。さらに、二人の名前の漢字表記「真奈美」「愛美」の頭を取ると「真愛」に。
今回の作品名とつながるわけで、そこらへんも考えているのかなぁと思ったり。

ちなみに、真愛という言葉は存在するらしいのですが、ネットで調べてもデジタル大辞泉が引っかかる程度で使用例はほとんど無いみたいです。

同名で意気投合して仲良くなっていくのは、面白くていいなぁ。
と思いましたが、普通にプレイ中にこんがらがってしまって、地の文とかがどっちがどっちに向けて発した言葉なのか一瞬わからなくなる場面があったのでうん…

ちなみに真奈美愛美を「まなみさん」、愛美真奈美を「まなみさん」と呼ぶ場面が多いです。皆さんもわからくなってきたことでしょう。

記事を書いててもこんがらがってきているので、今回の記事では、真奈美青色で、愛美赤色で表記しています。これでまだ理解しやすいかなぁと。

各エンド 感想

エンドの感想はルートの分岐から早く終わる順に書いていきます。
各エンドの展開もそこそこ載せてしまっているので、ネタバレ厳禁という方はブラウザバックで…

前半・ルート分岐前

各エンドと言いつつもさすがに朗らか百合パートの感想もいると思うので。
前半は紛うことなき百合パートです。男は挟まりません。

真奈美愛美に心惹かれるところから、パートナーになり、デートをしてそして秘め事。
王道ながらも、後半に続く不安要素をまき散らしながら進行していきました。

特に印象に残ったのが、真奈美愛美に百合映画を見に行こうと誘ったシーン。
あそこでは、真奈美の過去の出来事からの他人に対する抵抗と、それでも愛美と近くなりたいという思いを感じることができました。

ただ、後半の一連の流れを期待している人にとっては、ちょっと前半パートが長すぎるかなぁと。その分幸せ空間百合パートが好きな方は良いかもしれません。

愛美 薬漬けエンド

とある「男」に凌辱された真奈美。「男」が狙っていたのは本当は愛美の方で、真奈美を利用して「男」は愛美を自分だけのモノにしようとする…

はい、いきなり男が出てきていました。既に時遅しの状態です。百合厨は息をしていません
というのも、このエンドに分岐する前にすでに一つ分岐していて、そこで真奈美が男に襲われるかどうかというのがかかわってきます。男に襲われるとここでバッド確定です。
凌辱後のルートですが、「酷い方」か、「とても酷い方」を選ぶことになります。

ちなみに今回は個人的に「とても酷い方」です。

とにかく「男」が真奈美愛美に対して行う行動があまりにも鬼畜。リョナゲーとしての本領発揮です。

愛美については、「男」は自分に従順になってほしいという願いからの調教を行っていきます。調教と言う名の拷問に近いです。
ドライヤーを皮膚に当てる、針を体に通す、更には焼きゴテでの自分の所有物としての証明まで。何から何までめちゃくちゃでした。
しぶとく抵抗していた愛美でしたが、最終手段として打たれた薬物にあっさり敗北。
真奈美をあきらめ「男」のモノになってしまいました。

これが薬物エンド。

ちなみに真奈美については、「男」にとっては非常に邪魔な存在なため
眼孔姦に加えて暴行により死亡。その後は脳姦でぐちゃくちゃに。
このエンドが「とても酷い」という理由がここにすべて詰まっています。

エンド後は若干放心状態になり、悪寒もしました。
まぁ、この時はインフルエンザに罹患していたらしく、悪寒もその影響だったみたいですが…

愛美 発狂エンド


前述の分岐から始まる「酷い方」のエンド。
真奈美が「男」に襲われたことを知った愛美は激しく動揺し発狂。

真奈美についてしまった穢れを取り除くため、必死になります。
が、錯乱状態のため、愛美は取り乱したのか真奈美の下腹部を包丁で切り、子宮ごと
穢れを体内から取り出してしまいます。無理やり子宮を摘出されたため当然、真奈美は死亡。

愛美はこれだけでは止まらず、真奈美をめちゃくちゃにした「男」に対しても拷問による復讐を開始します。さっきと立場が逆ですね。

男に対しては熱湯責めに睾丸とペニス切除、のちに殺害。
うーん、我々の世界でも十分に拷問です。

完全に後戻りができなくなった愛美がとった行動は…

どちらかというと怖い、というより痛いが勝ちました。
自分が男性ということを酷く理解できました。思い出すだけでタマヒュンします…

とはいえこのバッドエンドも個人的には好きな部類に入ります。
特に、終盤の愛美の回想で出てくる真奈美のスチルは背筋が凍るものの、妙なエロさを感じました。

真奈美 監禁エンド

真奈美が「男」に襲われずも、愛美が「男」を始末してしまい
愛美に匿われる生活を送るようになった真奈美の一つの結末。

「男」を始末して以降、百合エッチの際も首筋を血がでるほどに噛むようになるなど、明らかにヤンデレ度が上がってきた愛美

だんだんと締め付けが強くなっており、危機感を抱いた真奈美は、脱出を試みますが…

先述の薬漬けエンド、発狂エンドよりかはマシなものの拷問シーンは健在。
愛美の愛ゆえの拷問が続きます。

ただし、雰囲気としては若干マイルドなもの。
洗面器排尿やローター責め、局部にスタンガンなど……マイルドだよね???

そんな監禁生活も次第にエスカレートしていき……
エンドの最後に映し出されるCGは、美しいながらも、どこか儚く恐ろしいものでした。

真奈美 達磨エンド

名前は物騒ながらも、見方によってはハッピーエンドなこのエンド。
先ほどの監禁エンドで危機感を抱いたものの脱出しなかった真奈美の1つのエンドです。

愛美のエスカレートしていく狂気を受け止めながらも生活していく真奈美でしたが
愛美が、真奈美のすべてをお世話したいという思い付きから、結末に向かっていきます。

それが四肢切断。四肢をなくしてしまえば、真奈美は自分でご飯を食べれませんし、トイレにも行けなくなります。そのため、愛美真奈美のそばにずっといられるというわけです。
か、かしこいなぁ~~~~…

このころになると、もともと狂っていた愛美はもちろん、真奈美までもがおかしくなりつつありました。

愛美のそばにいたいから、という理由で四肢切断を快諾する真奈美
幸せになるための四肢切断なら、仕方ないですよね。双方合意のハートフル欠損、皆さんにも味わってほしいです。

まなかしのHPには、マスターアップ画像に四肢が切断された真奈美が掲載されていますが
マスターアップ画像だけでは、この結末はわからなかったですね。いやー、実にハッピーエンドでした。

エンドを終えると思わず拍手してました。いやはや、感動的です。
これは自分の感覚が鈍ってきているということでもなく、(歪んではいるものの)幸せになっているという点に向けての拍手ですね。

TRUEエンド

達磨エンドがハッピーエンドだとしても、やはり五体満足で幸せを迎えたいですよね~~
今までのエンドをすべてかいくぐって辿りつくのがこのTRUEエンド。

ただ、このエンド、思ったより展開は普通ではあるので個人的には消化不良でした。
今まで歪みに歪んだ結末を見すぎたせいもあるのかもしれませんが、もしかしたらライター的にもあまり書きたくない結末な気もしますね…

後日談

あぁ、やっぱりそういうのを書きたかったんだね。

まとめ

到達エンド順に今回は紹介しましたが、もちろん百合だけを摂取したいという方は初回でTRUEを踏んでもいいと思いますし、猟奇的な展開をじっくり見たいという方は各エンドを味わってほしいなと思ってます。

この作品から私が教わったのは、これです。

四肢欠損はマシ。これに尽きます。実際各エンドの中で達磨エンドが一番好きです。次点で子宮摘出。
脳姦とか子宮摘出と比べても、キャラクターが死んでない事実が、精神的にも楽ってことがわかりましたしね。
自分の性癖がワンランクアップした(?)ことを実感しながら、これからもエロゲはプレイしていきたいですね。

おまけ

今回は今まで投稿してきた作品とは若干展開や人物配置など少し毛並みが違ったこともあり、記事を作るのにも少し苦労しました。
 各エンドの感想、と言っても、どういうことが起こったのかを説明しないと理解もされにくい、ただ、起こったことをつらつらと書くとそれはそれでネタバレになってしまう…

正直この記事はネタバレのオンパレードになってしまっていますが、CGは掲載しないようにしての紹介になりました。これを見てプレイしたくなった方がいれば何よりです。
あ、疲れた心を癒すためにプレイする作品ではないです多分。

QooQ